AGA(androgenetic alopecia, androgenic alopecia, alopecia androgenitica)は思春期以降に発症する進行性の発毛症の1つであり、「男性型脱毛症」といわれていることから、一見すると、男性のみに起きる症状にも思われますが、決してそうではなく女性の場合でもカタチこそはある程度違えども、起きる可能性が大いに有り得る別名「男性型女性脱毛症」とも呼ばれている禿症の1つであるといえます。

 

 

では、このAGA症状に対しての治療方法にはいかなるものがあるのか、みなさんはぜひとも知りたいところとは思いますが、実は現在のところ、薬によるAGAに対しての治療方法が採られているのが一般的といえます。いわゆる内服薬と外用薬での2種類による投薬の治療方法があることになりますが、内服薬には錠剤のフィンペシア、フィナロ、フィンカー、フィナステリド内服薬等の主なものが挙げられますが、外用薬としては、ポラレスNR08、ポラレスNR09、t-フラパノン外用薬その他などの主なものがあり、現在のところこれらの薬品類がAGA症状などに対しての防止薬あるいは抑止薬として、全国にある治療専門機関において使用されているものといえます。

 

 

以上が処方されるAGAの治療薬についての大まかな構成概要であるといえますが、では、これらの治療薬においてのその使用方法の元ともいえる、男性型脱毛症ガイドラインについては一体どういった内容となっているのか、この事について、いまから触れてみたいと思います。これは専門医である方からのお話ですが、現在の時点においては、そのAGA症状そのものを完全に無くすこと自体は大変困難であり、それよりもあくまで薬を主としたこれによる単独処方での、男性型脱毛症の「進行遅延」が目的であり、さらにそれに加えて現在の時点においての治療においての「発毛」が最終目的であり、それゆえにAGA治療としても、一人一人の禿症のニーズに応じた総合的なケアが大事であるそうです。

 

 

つまり、AGA治療においては老若男女問わず、悩める全ての対象者への治療はもちろん大切ですが、症状自体の原因や発生や症状が進行してしまう環境的要因なども様々であり、こうしたことからも、対象者を一括りに見るのではなく、各々のそれぞれのニーズに合った診断方法や治療薬成分の設定方法、治療期間の設定及びそれ自体での経過確認等々、こうしたAGA症状での治療に関してのガイドラインの設定が大変重要であることになります。例えば、女性の場合のAGAと男性の場合でのAGAのあり方の違いにもあるように、内服薬や外用薬によるAGA自体の進行遅延目的での薬の処方による治療法は男性の場合のみであり、女性の場合においては生理学的理由から禁止されています。

 

 

こうしたことから、女性の場合には頭髪治療の専門病院においては、女性の体質的あるいは身体的理由などからそれらの側面を重視し、治療や投薬などの検討が行われるようになっています。これは先程も話しましたが、現在の我が国日本においては、AGA症状自体への治療法は投薬のみでの処方がメインになっており、このために薬自体を自分自身で諸外国などから輸入して服用されている方などもおられるようです。しかしこうした個人での薬の服用はAGA治療においては大変危険であり、もともとAGAの進行遅延のための薬自体は医師の診療、指導のもとで服用しなければならない処方薬であり、発毛のための薬ではなく、AGA症状そのものの進行遅延、つまり、現状維持を最終目標とするものです。こうしたことからも、一人では悩まずに自分だけの知識で間違った治療法などを行わずに、一日も早く専門医の先生に相談をすることが大変重要です。